こんにちは!さがぽんです。
突然ですが、年収を上げたいと思いませんか?
あやしいセミナーへの勧誘ではありません。
近年はコロナ禍の影響で、退職や転職を余儀なくされたり、業績が悪くなったり、収入の下がる人が増えてしまいました。さらに「老後は2000万円の貯蓄が必要」「自身での資産形成を大切」など、将来のために貯金をすることが求められています。
こんな状況の中で「なんとかして収入を増やしたい!」という思いの方も多いでしょう。
いろいろお金を稼ぐ方法はありますが、やはり効果が高いのは転職と副業でしょう。副業は国も推奨しています(国が推奨していること自体はどうかとは思いますが…)。
しかし何も考えないままに転職や副業に挑戦しても失敗するだけです。
「年収だけで転職先を決めたら、今までのスキルが全く生かせない職場でつらい…」
「コンサルタントに大金を払って副業に挑戦してみたけど、全く結果が出ない…」
こういったことはよく聞く話です。これらの失敗は転職先や副業の内容を決めるときに「自身のキャリアとかけあわせる」という考えが抜けているために起こります。
転職や副業は、人生の非常に大きな転機になりえます。あわてて挑戦して失敗する前に、まずはこちらの本を読んでみてはどうでしょうか。
今回はこちらの本、motoさん著「転職と副業のかけ算」を紹介します。
今回の目次
〇作者が地元のホームセンターに新卒入社した理由
・10年で年収240万円→5000万円!
・「自分が評価される」環境に身を置く
〇「人生と転職と副業のかけ算」がポイント
・個人で稼げる「1万分の1」の人材を目指す
・年収を上げるための転職術
・本業を生かせる副業をする
〇この本をおすすめしたい人・できない人
・おすすめしたい人
・おすすめできない人
〇まとめ
作者が地元のホームセンターに新卒入社した理由
10年で年収240万円→5000万円!
大手転職エージェントの人から「このnoteを参考にアドバイスしたら求職者の書類通過率が上がった」と連絡をもらった。効果あるみたいね。年収240万→年収1,000万の転職で身につけた「企業に刺さる“戦略的”職務経歴書」の書き方(サンプルDL付)|moto @moto_recruit #note https://t.co/8EY9gMo2qu
— moto / 戸塚 俊介 (@moto_recruit) November 30, 2019
「転職と副業のかけ算」作者のmotoさんは、現在moto株式会社 代表取締役CEOをされている方です。
「CEOなんてすごい!」と到底手が届かない方のように思えますが、motoさんのキャリアは、「地元の短大を卒業後、地方のホームセンターに入社」という一文から始まります。
・20歳…240万円 地方ホームセンター勤務
・22歳…330万円 人材企業
・23歳…540万円 ㈱リクルート
・27歳…700万円+副業200万円 ITベンチャー
・30歳…1000万+副業4000万 広告ベンチャー
年収240万円のホームセンターから経験を積み、転職を重ねることで、現在年収5000万円を達成しています。
この「転職と副業のかけ算」では、そんなmotoさんの持つ生涯年収を上げるためのノウハウがたっぷり紹介されています。現在年収アップを目指している方には、正に必読本と言えますね。
作者のmotoさんは自身の経験をもとに、現在も転職やキャリア形成についての情報を発信されています。
「自分が評価される」環境に身を置く
作者のmotoさんは、学生のころからお金を稼ぐことを重視する価値観を持っていました。早くお金を稼げるようになるために在籍年数の短い短大へ入学し、努力の末に大手企業からの内定をいくつももらっていたと言います。しかしそれでも、新卒入社先として地元のホームセンターを選んでいます。何故でしょうか。
短大卒でも大手企業から内定をもらえている。それなら自分が旗を掲げやすい環境で実績をつくり、転職でのし上がったほうがいいのではないか。
たとえ初任給が安くても、将来への投資だと割りきる。そのかわり、自分が早期に評価される会社に入り、実績を出して転職でのし上がろう。
「改善点がすぐ見つけられたので、入社後に自分がやるべきことが具体的にイメージできたため」というのが、作者がホームセンターへの就職を決めた理由でした。早く結果を出して後の転職を有利にするため、自分が成功できる環境を選んだのです。
作者が「転職を前提として就職する」という考えをこうも具体的に実行に移したことに、私は衝撃を受けました。
「人生と転職と副業のかけ算」がポイント
個人で稼げる「1万分の1」の人材を目指す
作者は、ホームセンターの人事として出した成果を基に、人材開発企業に転職することで年収を上げています。このように「自身の経験」を他の業種へかけあわせ、年収を上げ経験を積むことを繰り返すことで、年収5000万円までたどり着いています。さらに人事の知識と転職の経験を活かして、転職ブログなどの副業経験まで積み重ねています。
人事の経験や転職の経験だけなら多くの人が持っていますが、「ホームセンターの経験」「人事の経験」「転職の経験」「副業の経験」…このように様々な経験を持った人は、非常に少ないと言えるでしょう。
このように自分の経験を掛け合わせて、希少なキャリアを持った人材になることで、「1万分の1」の人材を目指すことが生涯年収を上げるためのポイントだと作者は語ります。
これほど貴重な人材になれば、どの企業からも引く手あまたでしょう。
年収を上げるための転職術
作者が転職活動で実際に行っていた方法が紹介されています。
〇年収の大幅UPを実現する「軸ずらし転職」のやり方
〇転職に大切な「次の次の会社」を見据えるための思考法
〇採用を引き寄せる「転職エージェント活用/職務履歴書/面接」の実践テク
「軸ずらし転職」は、先ほど紹介した自身の経験を掛け合わせていく転職方法のことです。まさしく目からウロコの方法ですので、次回転職する際には試してみようと思いました。
他にも良い転職先を探す方法、年収の高い企業の見極め方なども紹介されています。珍しく内定獲得後のふるまい方、入社後のふるまい方まで詳しく紹介されているので、読んで損がないと思います。
「入社後あまりすぐに成果を出さない方がいい」というのは面白かったです(笑)
本業を生かせる副業をする
副業のコツについても紹介されています。
〇本業での経験を還流させて「副業⇔本業の好循環」を生む方法
〇副業収入を最大化させるTwitterブランディングの秘訣
作者は「自身のキャリアを活かした副業が効果的」というスタンスでノウハウを紹介しています。しかし今まで全く経験したことがないことを副業にしたい方にも、非常に参考になる知識が紹介されてます。
何でも経験したことは活かせるものですね。
この本をおすすめしたい人・できない人
「転職と副業のかけ算」をおすすめしたい方、おすすめできない方を紹介します。
おすすめしたい人
〇年収を上げたい方
〇転職したいと考えている方
〇どんな副業をするか悩んでいる方
転職、副業、もしくはその両方を成功させたいと考えている方全てにおすすめできる本です。
会社に頼らなくても生きられるキャリア形成を最終目標とした本なので、早期FIREを望んでいる人にもおすすめです。
〇現在就職活動をしている方、学生の方
自身の人生のキャリア形成、自分の理想の人生を実現するために有用な考え方が書かれていますので、これから就職しようとしている方にもおすすめです。
おすすめできない人
〇のんびり過ごしたい方
年収が上げるためのキャリア形成は、作者のmotoさんによると相当大変だったそうです。
年収相応の努力が要求されるので、趣味や家族に時間を割きたい方やすでに資産形成の目途が立っている方には実践しにくいかもしれません。
逆にどうしても転職・副業を成功させたい!という方には、具体的な方法が多く書かれているため、この本のノウハウは非常におすすめです。
まとめ
「転職と副業のかけ算」いかがでしたでしょうか。
コロナ禍や少子高齢化により、安定した雇用環境につくことはサラリーマンでも難しい状況です。転職は、年収を上げ生活を安定させるために必要なものとなっています。
今何も活かせるスキルがない、年収が高くなりそうな業種の経験がないという方でも、「現在持っているスキル」と「年収の高い転職先」、「キャリアを生かした副業」を組み合わせることで、あなたの望む年収を手にできる可能性があります。
あなたも是非「転職と副業のかけ算」を読んで、理想のキャリアを築いていてみてください。
それではまたお会いしましょう。