スーパーに正社員として6年間勤めて感じたメリット・デメリット

スーパーマーケット

こんにちは!さがぽんです。私、以前スーパーマーケットを経営する企業に6年間勤めておりました。

現在就職活動や転職活動でスーパーマーケットに勤めようと考えている人、もしくは迷っている方もいるかと思います。

そんなあなたへ、私が6年間で得た経験についてお伝えします。

今回の目次

●スーパーマーケットに就職した理由

  • 就職したのはどんな企業?
  • 採用選考はどんな感じだった?
  • 採用後のスケジュール

●スーパーマーケットでどんな仕事をしていたのか?

  • 最初の2年間~日用品雑貨売場担当~
  • 中盤の2年間~人事部担当~
  • 最後の2年間~レジ・サービスカウンター担当~

●スーパーマーケットで働くメリット

  • お客さまへの気配りが身につく
  • スケジュールの大切さが身につく
  • 商売の基本を学べる
  • 「なるべく定時に帰る」考え方が身につく
  • 平日休みがある

●スーパーマーケットで働くデメリット

  • 仕事に見切りをつけないと終わらない
  • 入社した時から上司になる
  • パソコンスキルやビジネススキルが身につきにくい
  • 異動が多い
  • 土日祝日に勤務しなくてはいけない

●私がスーパーマーケットを辞めた理由

●今回のまとめ

●スーパーマーケットに就職した理由

面接

まず、私が就職したときのお話をします。

就職したのはどんな企業?

私は2010年代前半に、スーパーマーケットなどの小売業を営む会社に新卒で就職しました。大卒枠です!

なかなか大きい企業で、お給料・福利厚生も同業他社の中だととってもよい方でした。(新卒市場全体では、平均ぐらいの給与だと思います)

家賃補助・住宅補助・慶弔祝い金・引っ越し手当・交通費補助その他、思いつく福利厚生制度は大体ありました。

採用選考はどんな感じだった?

筆記試験(3つ)→一次面接→二次面接(最終面接)

筆記試験は適性検査、一般常識の試験2種で合計3種でした。

筆記試験多ない?と思ってたら、入社してから数字の知識がすごく必要になりましたので、業務への適性を図るという意味では妥当な筆記試験だと思います。

面接は緊張していたのであんまり覚えていません!(笑)

確か最終面接はほぼ意思確認という感じでした。健康面についてすごい聞かれた覚えはあります。今になって思うと、体力的にハードな職場だからだと思います。

ちなみに、内定をもらってから内定理由を聞ける機会があったのですが、私の場合は「筆記試験の結果が非常によかった」というのが一つの理由として挙げられていました。

小売業に限らず、一般常識・適性検査の試験は高得点を取るに越したことはありません。

苦手な方は絶対勉強しておいた方がいいです。

採用後のスケジュール

10月 内定式

12月 内定者懇親会

3月 内定者合宿

4月 新入社員研修

内定者懇親会で、初めて同期の人たちと会い、仲良くなりました!

内定者合宿は2泊3日で、チームでの作業の仕方やビジネスマナーを学びました。

新入社員研修は、入社式のあとすぐ始まり、4月いっぱいはずっと研修でした。

スーパーマーケットでどんな仕事をしていたのか?

スーパーのお惣菜

スーパーのお惣菜おいしいですよね。毎日帰るときに買ってました

実際に入社してからのお仕事内容をお伝えします。

最初の2年間~日用品雑貨売場担当~

新入社員研修後、初めて配属された店舗では日用品雑貨売場を担当しました。

日用品雑貨とは、スーパーに置いてある食品ではないもの全般を指します。洗剤やトイレットペーパー、シャンプーなどですね。

(ちなみにお花は、お花担当の人がいなければ野菜・果物担当の従業員が管理していることが多いです)

在庫管理や商品発注、売場づくり、お客さまへの対応が主な業務です。

在庫管理や商品発注には、売価・値入・原価の知識やどれくらい売ればどれくらいの利益が出るかなどの計算が必要ですので、入社後は商売の勉強が必須です。簿記を勉強していると楽だと思います。

早い人で2年目~3年目には売場の責任者である主任やチーフになります。

私はなる前に次の職場へ異動となりました。

中盤の2年間~人事部担当~

3年目に、本社人事部へ異動しました。

3年目で本社に異動する人はなかなかいないので(これはどの小売業でも同じだと思います)、毎日緊張していました。

なんたって、本社にいる人は全員大幅に年上ですからね!(笑)

主な業務としては、社内で行われる研修の企画・管理・運営でした。

1年でどのような社員へどのような研修をするかスケジュールが決められていますので、それに合わせた研修を考え行うのが仕事でした。

私のような3年目の何も知らない若手社員が運営業務をしていたので、周りはさぞヒヤヒヤしながら毎日仕事していたと思いますが、まあ大きい失敗もなく(失敗自体はほぼ毎日していました!)なんとか頑張っていました。

毎日同じ人間と顔を合わせるからか、店舗に比べて人間関係がギスギスしていたのが印象深いです。(店舗は広いので、同僚でも顔をあまり合わせずに過ごせるのですが、本社は一つの事務所内に従業員全員がいるので…)

あと人事部には本社の誰もが認めるパワハラお局がいたため、一番若い私はめちゃいじめられてました!(笑)

逆にこの人がいなければいい人ばかりだったので、働きやすい職場だったとは思います。

最後の2年間~レジ・サービスカウンター担当~

結婚を機に、再び店舗へ異動します。

店舗では、レジ・サービスカウンターの担当をしていました。

レジ担当者の教育やシフト作成、サービスカウンターの運営責任者が主な業務です。

未経験の業務だったので、パートさんや主任に教えてもらいながら主任になれるような知識・経験をつけるというのが当面の目標でした。

しかし運が悪かったのか、主任が突如蒸発し、レジ担当者も偶然が重なりひと月で3分の2の人数にまで減るなど、不幸が重なり業務量としては一番きつかったです(笑)

自身の結婚式の準備とも重なり体調を崩したりもしましたが、半年後に本社からテコ入れがありました。私はより業務環境が整った店舗へ異動し、その店舗へはベテランの主任が入ったため今は改善しているようです。面目ない…。

異動も多かった時期で、上記の異動を含め2年間で3店舗異動します。

スーパーマーケットで働くメリット

毎日やることが多く充実した6年間でしたが、その中で感じたメリットをお伝えします。

お客さまへの気配りが身につく

スーパーマーケットで働くと、接客の基本が身につきます!

多忙なスーパーマーケット従業員の一日の中でも、「お客様への対応」は重要な仕事です。

「この商品はどこに置いてあるの?」「この商品をプレゼント用に包んで」「お手洗いはどこ?」「家にある魚をさばいてほしい」…

たくさんのお申し出があります!

お客様にとっては、店舗内の従業員全員が「スーパーの店員さん」という認識なので、自分の担当外のこともガンガン聞かれます。

私はレジ・サービスカウンター担当のときが印象深いです。やはりレジの人に何かを聞く人は多いのです。もちろんレジ担当者がお店の中のすべての情報がわかるわけではありませんから、場合によっては「他のお客様が待つ中で、自分も詳しくはわからないことを対処する」という難易度の高い業務を任されます。

慣れればなんともないのですが、最初は大変でした。

こればっかりは、お客様によって対応の仕方が変わってくるので自分の経験と知識が大切になります。

スーパーで働いていれば、臨機応変な対応をする能力、お客様とお話をするときに必要な知識・マナーがいやおうなしに身につきます。

接客の経験は、例えば転職の際にも評価される経験になりますので、スーパーマーケットで働いているうちにある程度身につけましょう。

スケジュールの大切さが身につく

クリスマスを楽しむ家族のイラスト

12月になると、クリスマスツリーやクリスマスのごちそうについての商品が店頭にスーパー店頭に並び始めます。

これらの商品の発注や売り場づくりの計画は、何か月前にしていると思いますか?

私のいた会社の場合は、8月頃でした。まだ夏ですよ!

クリスマス向けの商品やハロウィン向けの商品は、一度買うと、もうその年は買いませんよね?クリスマスツリーは各家庭に一個あれば十分です。

スーパーに限らず小売店は、先に他のお店で買われないように、早めに計画を立て、早めに魅力的な売り場を作って、お客様を誘導するのです。

でもクリスマス商品を並べようと思うと、一番お店で目立つ売り場には、10月ならハロウィンの商品が置かれているはずです。

ハロウィン商品を売り切らないと、クリスマス商品は置けません。

それならハロウィン商品も早めに置いて、でも9月には新学期・新生活用の商品がその売り場に置いてあるからそれを売り切って…それの繰り返しです。

他に通年売っている商品や新商品のことも考えなくてはいけないので、考えなくてはいけないスケジュールは膨大な量になります。

スーパーで売上を伸ばそうとすると、そのような商品の売り方の計画が非常に大切になります。

スーパーマーケットで働くことで、仕事のスケジュールを綿密に立てることの大切さが身に染みてわかります。

売り切れる数だけの数を把握して、それを売ればどのくらいの売り上げが上がるか計算する。計算した売り上げが店舗の売上目標金額を達成できるか確認する。商品を魅力的に見せる並べ方・売り場の飾り方を考える。

とても大変な作業ですが、スーパーの仕事のだいご味とも言えます。

商売の基本を学べる

上に書いたスケジュール・計画のこと以外にも、いわゆる「商売の基本」と言われる知識が身につきます。

例えば、商品の値入額の概念、在庫の商品・仕入れた商品・売れ残った商品の価格の関係性、商品回転率など、「商品を仕入れて、売る」ということに詳しくなります。

また、魚売場や肉売場、総菜売場、レジの担当になると「一日の間にどれだけの作業ができるか?」ということの計算の仕方を学ぶ必要もあります。たとえば寿司を100個売りたくても、その日に80個しか作れなかったら80個しか売れないためです。

具体的には、人時生産率や人時売上の考え方ですね。

入社後の研修でも学べますが、それだけでは足りないためやはり自分でも勉強をしていく必要があります。商業簿記をすでに勉強している方なら想像しやすいと思います。

これらのことが身についていないと、自身のお店の売上をあげることはむずかしいでしょう。

将来自分でお店を立ち上げたり、商品の売り買いに携わろうと考えている人には、とってもいい経験になると思います。

「なるべく定時に帰る」考え方が身につく

私のいた企業が経営していたスーパーは、24時間営業の店舗が多かったです。

シフト制ですので、例えば9時~18時まで働く人、12時~21時まで働く人、15時~24時まで働く人などがいて、時間帯ごとの担当者がいるというイメージです。お店が忙しくなる時間帯に出勤している人が多くなるよう、シフトが組まれています。

でもお店自体は24時間開いていますので、いつまでも仕事ができちゃいます。シフト制なのでちゃんと定時はあるのですが、忙しく働いているとその境界線が見えなくなっていきます。

しかし残業すると経費がかかりますので、せっかく売り上げを伸ばしてもその分利益が減ります。

「素晴らしい売り場」を作るための努力は、終わりがありません。

たとえまだやりたいことがあっても、自分が努力して得た利益を守るためにも、就業時間内に帰ることの大切さがわかるようになります。

平日休みがある

最近ではそうでないところもありますが、小売業は基本的に年中無休です。盆も正月も働くことになります。土日もお店が忙しくなるので、出勤しなくてはいけない場合の方が多いでしょう。

しかしその分、平日が休みです!

映画館もお店も空いてるし、市役所も郵便局も行き放題です!

平日あくせく働いている人間を尻目に、休日を謳歌することができます!やったね!

正直、スーパーで働いててこれが一番うれしかったですね。

スーパーマーケットで働くデメリット

スーパーマーケットで働くのは楽しいですが、もちろんデメリットもあります。

仕事に見切りをつけないと終わらない

「なるべく定時に帰る」考え方が身につくとも言いましたが、素晴らしい売り場を作るための努力は終わりがありません。

経験を積めば積むほど、「もっとこうすればよくなる!」という気づきが得られます。

よりよくするために努力するのも大切ですが、体力的にハードな職場なので「頑張りすぎ」もよく発生します。

24時間店舗だと体感的に「閉店時間」がないため、理論上永遠に仕事ができてしまいますので気を付けましょう。

入社した時から上司になる

何となくご存じの方も多いでしょうが、スーパーにはパートさんやアルバイトさんがたくさんいます。

バイトをしたことのある人ならわかると思いますが、基本的に正社員の采配でパートさんやアルバイトさんは働きます。

つまり、入社したてでまだ知識がない状態でも、あなたは「上司」の立場になります。パートさんやアルバイトさんに指示を出したり、相談を受けなくてはいけません。

ちゃんとそれを分かっているパートさんやアルバイトさんばかりですので厳しく言われることは少ないですが、新入社員でもそれ相応の責任感を持つ必要があります。

担当部門のチーフ・主任と呼ばれる責任者の立場の人もいますが、小売業は昇進が早く大抵の人は3年以内には主任・チーフになります。

入社した瞬間から、たゆまぬ努力が必要となる職業です。

パソコンスキルやビジネススキルが身につきにくい

スーパーでの仕事は、あまりパソコンを使いません。

商品の発注、売場づくりの計画書の作成、勤務管理システムの入力などパソコンを使うこと自体はあるのですが、複雑なデータを作ることはあまりありません。

本社勤めになっても、バイヤーやスーパーバイザーは各地の店舗を飛び回っていることが多く、パソコンを使う時間自体は少ないです。

店舗を回った結果や日報を報告する必要があるので、パソコン作業自体は多いです。効率よく働かないと一日の終わりの事務作業で死にます(笑)

取引先の人とも、店舗勤務の場合は、他社で勤めた場合に比べて話す機会は少ないです。

そのため、営業職や事務職で身につくようなパソコンスキル、ビジネススキルは他業界に比べればあまり使う機会がありません。

総務、経理、人事などの管理部門の業務内容は、他の会社と大差ないと思います。

異動が多い

基本的に小売業の場合は、各地の店舗間を異動していくことで、キャリアを築いていきます。

いろんな規模・特徴の店舗で売上目標を達成する経験を積むことで、仕事への理解を深めていくわけですね。

会社によっては、複数の都道府県に店舗を持つところもあるので、他府県へ異動する可能性も非常に高いです。

私の上司や先輩にも、単身赴任をしている方が多くいました(男女問わず!)。

小売業に勤めていれば異動は避けられませんので、それに抵抗のある方は入社しない方がいいです。

何故か引っ越しに1日しか時間をくれない企業もあるので、入社の際には異動に関しての制度を確認しておきましょう。

土日祝日に勤務しなくてはいけない

平日休みはとっても楽しいですが、土日祝日は非常に休みにくいです。

盆・正月だと交代で出勤するようにして数日は休めるようにシフトを組むところが多いかとは思います。

しかし、土日祝日は月1~2日しか休めないと思った方がいいでしょう。

友人と約束しにくくなったり、子どもの学校行事に出にくい、家族旅行の予定が立てにくいという話をよく聞きました。

私がスーパーマーケットを辞めた理由

退職後

6年後、私はこの企業を退職しました。

理由は、「残業がどう頑張っても月30時間を超える」からです。

最後に異動した店舗は、根本的な人員不足によってレジ担当者全員の残業時間が月20時間を超える状況でした。

スーパーマーケットは、配属店舗によって勤務環境が大きく変わります。店舗のある地域にもよりますし、どんな方法でも、少し減らすことはできても、全員の残業を無くすことはできなかったでしょう。次にいつ異動するかもわかりません。異動した先の店舗が、今よりよくない状況かもしれません。

「これからも店舗ガチャが続くのか?」「今のままじゃ勉強や結婚生活、やりたいことが全くできない」「本当にレジ担当者としてこれからもキャリアを築きたいのか?」…そういった考えが巡り、結果として私は現状維持をよしとしませんでした。

幸い休日は月10日確保されていましたので、私はすぐに転職活動をはじめました。転職活動を始めて2か月後には、次の就職先を見つけることができました。

まあ転職先で失敗して現在専業主婦なわけですが、この転職の選択自体は全く後悔していません。

甘いと思われる方もいるでしょうが、そのまま朝9時から夜20時までお客様の対応をして、そこから勤務状況の改善策を立てたり事務作業を行う生活を終わりなく続ける選択は、私にはできませんでした。

今回のまとめ

正直、スーパーマーケットを営む企業に入社が決まった際には「ちょっとはずかしい…」「祝日も出勤か…」と思ったりもしていました。

しかし6年間の勤務を終えてみると、「たくさん得たものがあったな」という感想が浮かびました。

スーパーマーケットは、生活に必要なインフラです。

お客さまや従業員、取引先の人など、たくさんの人と関われる職業です。

きついことや失敗したことはたくさんありますし、無茶苦茶なお客さんもたくさんいました。でも、そのおかげで得たこともたくさんあります。

お客様に接して得た経験、商品の売買へ関わった経験は、私にとって非常に大きいものとなっています。転職や実生活でも活かせる経験ばかりです!

今回のまとめ

  • スーパーマーケットの仕事は、商売の知識や接遇知識が身につく!
  • 確かに勤務条件はホワイトカラーやブルーカラーに比べるとよくないかも
  • スーパーマーケットで得た経験は、転職や実生活で活かせる!

私さがぽんは、これから小売業へ就職する方のことを応援しています!

また次回お会いしましょう。

 

ちなみにですが、今から小売業に正社員で就職する予定!という方は、入社前にこちらの本を読んでおくと、商品売買の基本が学べておススメですよ!⇓

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

有名な本ですが、今ならKindle Unlimitedで無料で読めますので、これを機会にどうぞ。

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